既読リスト その3 SF・ライトノベル系

• 田中芳樹
  • 銀河英雄伝説〈VOL.1〉黎明篇(上) (徳間デュアル文庫)　全20巻
    • 宇宙を舞台に銀河帝国と自由惑星同盟の戦いを描くスペースオペラ。この本には様々な登場人物が出てきますが、どの人物も特徴や個性があって魅力的です。それらの人物が織り成す物語がまた面白くて、一気に読んでしまいました。機会があれば買い揃えて、また読み直したい本です。僕はアニメから入りましたが、そちらも素晴らしい出来ですよ。銀河英雄伝説 1 黎明編 (創元SF文庫)]（今ならこっちの方が手に入りやすいですが、残念ながらまだ最終巻まで発売されてません。）　お勧め

• 小野不由美
  • 月の影 影の海〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)　華胥の幽夢 十二国記 (講談社X文庫)まで。
    • 古代中国風の世界を舞台にしたファンタジー小説です。内容は、異世界に飛ばされた主人公が英雄的な活躍をして世界を救う、とかいうファンタジーにありがちな単純なものではなく、政治や王についてかなり真面目に書かれてて、色々考えさせられました。最初の2巻は非常に暗い話で、文体も固く読みづらいのですが、そこを頑張って越えると一気に面白くなります。ただ、この本は、ちょっと勧めにくいですね。なぜなら話が途中で途切れてて、もう7年近く続きが出てないからです。（続きが読める日はいつになるんでしょう？）

• 西尾維新
  • 戯言シリーズ　全9巻
    • 内容が一言では説明しづらい作品です。1巻は孤島を舞台に殺人事件が起こるという話で、てっきりミステリだと思って読み始めたのに、ヒトクイマジカル辺りから話の方向性が変わってきて、しまいにはバトルモノみたいになってきた時はどうしようかと。借りて読んだからいいようなものの、お金出して買ってリアルタイムで読んでたら憤慨モノですよ。10代の人が読むには面白いかもしれませんが、20代以上にはちょっとキツイ内容です。読むなら最初の2巻までにするのをお勧めいたします。
  • 零崎双識の人間試験 (講談社ノベルス)零崎軋識の人間ノック (講談社ノベルス)
    • 超人バトルモノとして読めばそれなりに面白いです。あまり好きにはなれませんが。

• 荻原規子
  • 西の善き魔女〈1〉セラフィールドの少女 (中公文庫)　本編5巻、外伝3巻の全8巻
    • うーん、なんというか普通のファンタジー小説です。決してつまらないわけじゃないのですが、勾玉三部作と比べてしまうと、どうしても…。僕の年齢からすると、少女小説っぽいノリがちょっと合わなかったですね。10代の人なら、気にせず楽しく読めるのではないでしょうか？
  • これは王国のかぎ (中公文庫)
    • これもまた、普通のファンタジー小説ですね。感想は西の善き魔女とほとんど同じです。

今回はお勧めが少ないですね。ちょっと辛口になってしまいました。