亡国のイージス(上)

亡国のイージス 上 (講談社文庫)

亡国のイージス 上 (講談社文庫)

久しぶりに大当たりを引きました。
ここまで面白いと感じたのはアルジャーノン以来だなぁ。
海上自衛隊に所属するミサイル護衛艦いそかぜ」を舞台に繰り広げられる物語で、
北朝鮮問題、自衛隊の存在意義、日本の国防など重いテーマを扱ってます。
これらはこれらで十分考えさせられるし、面白いのですが、
僕がこの本に強烈に惹かれたのは、そういったものではなく、
物語に出てくる如月行(きさらぎ こう)と仙石恒史(せんごく ひさし)。
この二人の内面描写と交流が、僕の心の琴線に触れまくりましたね。
まだ上巻しか読んでませんが、下巻が非常に楽しみです。