皇国の守護者5 英雄たるの代価
皇国の守護者〈5〉英雄たるの代価 (C・NOVELSファンタジア)
- 作者: 佐藤大輔,塩山紀生
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2001/01
- メディア: 新書
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これがこの巻を実によく表してます。
英雄というと栄光などの華やかさを感じさせますが、
戦場での英雄というのは、見方を変えれば単なる大量虐殺者に過ぎないんですよね。
軍人としての務めを忠実に果たしたとはいえ、味方を死なせ、敵を大量に殺しておいて
国や衆民に英雄として持ち上げられる事に対する新城(と作者)の冷めた見方が印象的です。
この本は戦争を描いてますが、戦争の残酷さ、悲惨さをしっかり描いてるので
色々と考えさせられます。