海の上のピアニスト
- 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
- 発売日: 2004/04/23
- メディア: DVD
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豪華客船で生まれ、豪華客船で育ち、
一度も陸に降りた事のないピアニスト1900(ナインティーン・ハンドレッド)という男の物語です。
最初はエンニオ・モリコーネの音楽と英語の勉強目当てで見始めたのですが、
話が面白くて、すぐに引き込まれましたね。
船の上だけで育った1900はとても純粋で、大人になっても子供のような感性を持ち続ける男です。
嵐で揺れるホールでピアノを演奏するシーン、ジャズを発明した男ジェリー・ロールとのピアノ対決、
最後の1900とマックスとの会話が、特に印象に残りました。
「小さな狭い世界に閉じこもって生きる人」、「広い世界に飛び立ち生きる人」
どちらが正しいのでしょうか?
「そんなものは人それぞれ」「比べる必要なんて無い」「人の生き方に正解なんてない」などと、
結論付けたつもりになって思考放棄するのは簡単ですが、時には自分の生き方や価値観を冷静に見つめなおして、
自分の頭で考えるのも大事じゃないでしょうか?
考えて、悩んで、迷った先に自分なりの答えを見つけたい。
この映画を見て、そんな事を考えさせられましたね。