20世紀ポップ・ロック大全集Vol.4 ブリティッシュブルースからブリティッシュロックへ -黒人音楽のイギリス的展開-

前回の続きを図書館で借りてきました。
本当はVol3を借りたかったんですが貸し出し中…残念。

Vol.4の内容

1950年代にアメリカのシカゴで流行したブルース。
ブルースとは毎日辛い労働にあけくれる黒人労働者の現実、心情を歌った音楽であり、
それが海を越えたイギリスの一部のミュージシャンに影響を与え、60年代のイギリスでブルースが流行。
ローリング・ストーンズミック・ジャガーキース・リチャーズ)、
ヤードバーズエリック・クラプトンジェフ・ベックジミー・ペイジ)、
アニマルズ(エリック・バードン、チャス・チャンドラー)などが世に出てきます。
それらのバンドはやがてブルースの本場アメリカでヒットを飛ばしアメリカツアーを敢行、人気を博します。


その後、ヤードバーズを脱退したエリック・クラプトン
ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズに入るがそこも脱退し、クリームを結成。


アニマルズのチャス・チャンドラーがジミ・ヘンドリックスアメリカで見出し、
ジミヘンはジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスというバンドを結成。


ジミヘンに刺激を受けたジェフ・ベックジミー・ペイジにバンドを組もうと誘うが、
ジミーはボーカルのロバート・プラントと共にレッド・ツェッペリンを結成。
レッド・ツェッペリンの音楽はブルースを元にロックからヘヴィメタルへと少しずつ変わっていきます。


1970年秋、ジミ・ヘンドリックスが薬物の多量摂取により27歳で世を去り、
最後にロバート・プラントが語ります。
1920年代のブルースマン、トミー・ジョンソンからブルースが始まり、
彼の演奏を録音したレコードによって、ハウリン・ウルフやロバートジョンソンに受け継がれていった。
(俺達は)根っこをたどれば、皆同じところに行き着くのさ、と。

感想

Vol.4はギター・ヒーローがてんこ盛りです。
ブルースに影響された60年代のミュージシャンが互いに影響し合い、
イギリスとアメリカを行き来し、新しい音楽の流れを作っていくのがよくわかります。
これを見たらなんかギターが弾きたくなっちゃいましたね。
最近ほとんど弾いてなかったけど、また再開しようかな。