DS文学全集(羅生門、ごん狐)
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2007/10/18
- メディア: Video Game
- 購入: 7人 クリック: 114回
- この商品を含むブログ (105件) を見る
このソフト一本に日本の文学作品が100本入っていて、
更にWi-Fiに繋げば46本の作品(2008年6月11日現在)が追加でダウンロード出来ます。
とりあえず短い話から読んでみましたが、
操作性に関しては特に問題ないです。
タッチペンだけじゃなく、十字ボタンでもページがめくれるので、
布団に寝っ転がって読んだりも出来ますね。
読んだ本にはチェックがつき、
得点や感想(感動的、悲しいなどの項目から選ぶ簡単なものです)をつける事が出来ます。
Wi-Fiに繋ぐと他の人がつけた感想によるランキングを見る事が出来て、
本を選ぶときの参考に出来たりもします。
ちなみに現在の総合ランキングベスト10は
1位 恩讐の彼方に
2位 野菊の墓
3位 坊っちゃん
4位 玉藻の前
5位 杜子春
6位 走れメロス
7位 こころ
8位 ごん狐
9位 手袋を買いに
10位 花のき村と盗人たち
となってます。
以下、読んだ話の感想。
羅生門 -芥川龍之介-
平安時代、地震や火事、飢饉などで荒れ果てていた京の町。
仕えていた主人から暇を出され羅生門で雨宿りをしていた下人が、
死体から髪を抜く老婆に出会い、悪事に手を染めるという話ですね。
高校生の頃に国語の授業で読んだ人も多いんじゃないでしょうか?
改めて読んでみると本当に短い話ですね。
15分かからず読めてしまいました。
高校の頃はなんだかよくわからない話だと思いましたが、
今読むと何となく世の無常さを感じます。
「渇(かっ)すれども盗泉(とうせん)の水を飲まず」は
理想でしかないのが人の世ってやつですかね。
(この作品は青空文庫で無料で読めます。興味がある人はこちら。)
ブックレビュー
- 総合評価 7点
- 感想 切ない