DS文学全集(耳無芳一の話、注文の多い料理店)

耳無芳一の話 -小泉八雲ラフカディオ・ハーン)-

これは結構有名な怪談ですよね?
平氏の亡霊から芳一を守る為に、和尚さんが芳一の全身に経文を書くも、
うっかり耳に書き忘れたが為に耳を亡霊に引きちぎられるというオチは想像しただけで痛いです。
というか、和尚さんうっかりし過ぎ。
(この作品は青空文庫で無料で読めます。興味がある人はこちら。)

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注文の多い料理店 -宮沢賢治-

イギリスの兵隊の格好をした二人組の紳士が、
狩りの最中に道に迷い、お腹をすかしていた所、
ちょうどうまい具合に見つけた山中の料理店に入店。
店の中で奇妙な出来事に出くわすというお話。


読み終わるとわかるんですが、タイトルが秀逸ですね。
タイトルだけ見ると大抵の人は「お客さんが多くて繁盛してる店の話だろう」と思うのでしょうが、
実際のところは全然違いますからね。


お店の中での奇妙な指示に大した疑問もなく従う、暢気な二人組がおかしいです。
最初はのんきな話かと思いきや、最後の意外なオチは結構怖いです。
(この作品は青空文庫で無料で読めます。興味がある人はこちら。)

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